常設展示には、その美術館の活動の姿勢や実力がうかがえるといわれるほど。当館でも、この4月からより充実した常設展をご覧いただくために、次のような工夫を加えました。
*小展示室や可動壁を新設し、展示点数を増やします。
*展示替えを年6回に増やし、毎回4つのテーマでさまざまなジャンルの作品を紹介します。
* キャプション(作品の名札)や鑑賞カード等を作りかえ、作品の情報をわかりやすくお伝えします。
当館ならではのコレクションや珍しい資料を積極的に紹介するなど、このほかにも新しい試みを考えています。発見や感動に出会えるアトラクティブな常設展をお楽しみに。
常設展示室 1F 2002 MOMASコレクション 第1期
2002.4.2 [火] - 5.30 [木]
常設展が変わります!
点描の画家たち
版画・静謐な時を刻む
西洋の近代絵画
日本画の名作
会期
2002.4.2 [火] - 5.30 [木]
観覧料
無料
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ジャン・アルプ《バラを食べるもの》1963年
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土田麦僊《甜瓜図》1915年
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長谷川潔《二つのアネモネ》1934(昭和9)年
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斎藤豊作《フランス風景Ⅱ》1910(明治43)年頃
埼玉県立近代美術館では、2008年度より「常設展」という呼称を「MOMASコレクション」に改めました。当館の常設展では2002年度以降、外部からの借用作品や現存作家のご協力によって、所蔵作品を核としつつも従来の常設展のイメージに捉われない、企画性の高いプログラムを実施してきました。名称変更はこうした意欲的な姿勢を示そうとするものであり、これまで以上に充実した展示の実現を目指しています。
※MOMAS(モマス)は埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama)の略称です。